我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

黒豆

2021年の年末は散々でしたが、2022年末は、諸々落ち着いてきたこともあって、黒豆くらいはと、自分で作りました。作ると言っても、材料揃えて時間見計らって煮るだけですが…。

晦日に友人がインド料理のランチボックスを持って来ることになり、ならば少ししゃれた飲み物と、御節料理のあれこれを買って来ようと市場に出かけました。デパ地下では黒豆1400円とか2100とか、目が点になるようなお値段でしたが、市場では100グラム350円。他人の作った黒豆と自分のを食べ比べてみようと思い、100グラム頂きました。

帰宅したら、猫の保護主さんから黒豆が届き・・・お礼を申し上げつつ、心の中では、2023年はとにかくマメに働きまくるしかないと諦めました。

ということで、3種類の黒豆を元旦の朝から食べ比べました。保護主さんの黒豆は、一番粒が大きくて一番柔らかい。市場の黒豆はそこそこ粒が大きくて、保護主さんのより少し歯ごたえがある感じ。どちらの黒豆も、正統な甘さ。

私の黒豆は、標準よりもお砂糖がかなり少なめ、たぶん普通の3割程度、白砂糖がないので黒糖で代用。甘い豆があまり好みではないので、砂糖はいつも半分程度しか入れませんが、今年はもっと少なめにしてみました。一番粒が小さくて、歯ごたえがあって、甘くないのが私流。自分では美味しいと思っていますが、やわらかくて甘い黒豆が好みの方には、半煮えで食べられたものではない、と言われるかもしれません。

黒豆、なかなか減らなくて困っていますが、他人のものと食べ比べできたのはよかったかもしれない。自分が「普通」ではないこと、でも自分は満足していること、みんな違ってみんな素敵であること、改めて感じました。