我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

腐れ縁を断ち切った誕生日

今年の誕生日は、雑用を済ませてすっきり身辺整理を心がけました。

友人には驚かれましたが、自動車免許証を返納しました。警察署では、まだ若いのに本当にいいの?原付くらい残したら?生活困らない?と、散々心配され、返納しないように説得(?)されましたが、私には不要なので。35年間ペーパードライバーなので、今さらちょっと練習したくらいでは安全運転できるわけもなく、運転する気もなく、反射神経と視力は年々衰えていくし。室内で失くさないように確認する手間と、更新手続きに行く手間と、更新の度に地球の引力に逆らえなくなっていく顔写真を見てはがっかりすることと、デメリットしか思いつかない。他にも写真付きの証明はあるので、諸々の手続きで使うこともほとんどない。

返納を決めた理由は、免許は持っていますけど運転しません、といちいち言うのが面倒だったこと、そして、更新期限が迫っていたことでした。

免許は、親の勧めで取ったもの。取った当時は大学の自動車部に入りたかったのに電車通学になり、事故ったら自分で責任とれないでしょ、という親心に反抗できず、諦めました。都内に就職して車持たなくても全然困らない環境に身を置き、やがて車社会のサンディエゴに行ってもどうにかなるとわかり、その後もしばらくは学生生活を送ったので車を買うお金はなく、でも楽しく暮らせるから不要だなと、随分前から心の整理はついていました。

行動は衝動的でしたが、返納したらすっきりしました。自分に必要なものと不要なものの判断ができる年齢になりました、ということですね。