我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

信じられる人、信じる人

悩んでおります。明日お返事しなければならない事があります。5%くらいは覚悟しておりましたが、明日は腹を括れと、先輩格の方からアドバイスを頂きました。あなたに出来るとも仰ってくれました。今の職場に来て十数年、ずっとこの方の背中を見ながら歩いてきたので、その言葉なら無条件に信じることができます。

これまで、私は自分の時間を何より大切にしてきました。それがある程度制限されるのはわかっていますし、ややこしいことはたくさん出てくると思います。

でも、どんな時でも、この方は正面から対応してくれます。話を聞いてくれて、私が次の一歩をためらっている時に、後ろからドーンとかポンとか、背中を押してくれるのです。私は今日きっと、背中を押してほしくて、この方に相談したのです。

ちょっと「金城夏子」になった気分で、腹を括ってみようと思います。

首里城で来月から東のアザナエリアというのが一般公開されるそうです。

沖縄タイムスに出ていた写真が、いつかの夢の光景を思わせる風景で、それだけが理由ですが、もう一度行ってみたくなりました。

3月の沖縄旅は那覇一泊の予定です。お買い物と東のアザナ、どっちにしようか今から迷っています。

そういえば那覇で目的地のあたりを歩く時はいつも雨。首里城、玉陵、やちむん通り、土地公様。いつも雨。

どうかお天気に恵まれますように。

地図を眺めて思うこと

地図を見るのは大好きです。これは嘉義の戦利品です。

市販のガイドブックは重いし、不要なページの方が多いし、買わなくなりました。

 

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最近は、ご自身で歩いたことがある方に、こちらの知りたいことプラスアルファのカスタマイズ情報を頂きながら旅行することが多くなりました。飛行機を降りたらGoogleマップか周囲の人に尋ねながら現地のホテルや観光案内所まで行き、そこでフリーマップやパンフを頂きます。方向音痴にかけては世界選手権代表レベルだと思いますので、誰に聞いても何回かはぐるぐる同じところを回ってしまったりします。だから、地図もGoogleも役に立っていないかもしれないのですが、それでもどうにかなるのが台湾です。

さて、その嘉義の市内地図の裏が、スイーツ系カフェのガイドになっていました。イラストが可愛いです。こういうカフェ文化って、台湾で流行っているのでしょうか。個人的には、台湾のスイーツはかなりボリュームがあるので、もうちょっと小さくしてほしいのよ…と思っています。

わたしは豆花があったら、それで十分です。実は今回、嘉義では食べ損ねました。黒糖タピオカミルクティーも飲み損ねました。だから、心にぽっかり穴が開いたような気持ちです。嘉義の豆花、美味しいのです。古早味…などと書いてあったら、私は「猫に鰹節」という感じになります。

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帰国する勇気

何だか変な旅行でした。

いろいろ楽しい思いはしたのですが、人生初、旅行を中断して帰国しました。それも、明確な理由がないまま直感的に、です。

当初は、2日目は宿泊地の嘉義から虎尾に行ってサトウキビ列車を見よう、そして最終日に市内観光を少し、と思っていました。でも2日目の朝になると、せっかく嘉義に来たのだから地域の歴史を知ろうと、市内見学に切り替えました。結論からいうと、かなり充実した一日になったので、予定変更は正解でした。

ホテルに戻って翌日のプランを考え、虎尾を見てから台北か、それとも台北に戻って三貂嶺か基隆に行こうかと迷っているうちに、いつの間にか眠っていました。夜中に胃の辺りの鈍い痛みで眠りが浅くなったところに、仕事のメールが入って来ました。いつもは夜中メールは無視しますが、一応目を通しました。すぐに対応する必要はありませんでしたが、目が覚めてしまいました。痛みはだんだん強くなり、かといって、病院に行くほどではない。亡くなった祖母の夢を見たことも重なって不安になり、もしフライトが取れたなら旅行を切り上げて帰ろう、と思いました。普段はそんなこと思いません。現地で病院にかかっても最後まで滞在する人です。でも、その時はあまり迷うことなく、帰った方が良いと思いました。

夜中の2時頃、変更条件を確認してフライト検索。追加料金で席がとれました。ホテルは当日夕方6時までに連絡すれば無料キャンセルできたので、フライトの追加料金と差し引きでトントン。ホテルにもメールを入れて連絡しました。こんなにスムーズに手配できるなんて、これは多分、帰れという天の声と理解しました。

今回、会いたい人もいたのですが、なぜか事前に連絡する気にならず、グズグズしておりましたが、結果からいえば連絡せずにいてよかったと思いました。縁があればまた会えるでしょう。

今回は計画段階から、遠くに行こうと予定を立てれば、途中で「やっぱりやめとこう」という気分になる、という繰り返し。実は出発の1週間前に、行くのを止めようか、短縮しようか迷っていました。でも、せっかくフライトも休暇も取ったのだし、行かなきゃと思う気持ちも強かったのです。やっと決まった旅程を変更するのは、なんというか、勇気が必要です。

旅先で体調を崩したことはこれまで何度もありますし、その度にどうにか乗り切ってきたわけですが、今回は「もうここでやめて良し」のスイッチが初めて入りました。あまり落ち込むことなく判断できたのは、ヨガの先生がレッスン中によく仰る「自分を責めないで、今の状態をそのまま見てあげてください」という言葉が脳裏に浮かんだからでしょうか。

朝目が覚めたら痛みはどこかへ消えておりましたが、最終日にちょっと遠出しようと思っていると痛みがぶり返しました。「ああ、これは行くなというメッセージだ」と思い、動き回るのは諦めました。

他人が聞いたら、何だそんなこと、程度の話です。私も自分が体験するまではその感覚を本当には理解していませんでした。人生の少し先輩たち男女5人から、それぞれ別の機会に、50歳前後のショックなことについて話を聞いたことがあります。それは、慣れた外国へ出張に行った時に、それまで経験したことがない心身の不調で突然寝込んだり、緊急帰国した体験談でした。そんな事態に直面した時はとてもショックだったそうです。なかには、自分はそんな弱い人間ではないと信じたくて、なかなか現実を受け入れられなかった方もいらしたようです。そういう話を聞いていなかったら、私もショックを受けていたかもしれません。

私なりの解釈ですと、旅もほどほどに力を抜く時期に入ったのだと思います。時間ばかり見ていたり、駆け足で詰め込んでばかりでは、昨年のプユマ号の事故みたいになってしまいます。しかも今回は仕事じゃなくてゆっくりしようと来た休暇ですし、ギリギリまで頑張る旅では本末転倒です。

自分の判断が間違っていないと確信できたのは、帰ると決めた時、そして帰国の手配を調えた時、ホッとしたからです。

おかげで台北では買い物三昧になりましたが、限られた時間を効率的に使うことができました。

帰国してから、ちょっと行き詰っていた仕事に新鮮な気持ちで取り組めるようになりました。切迫感が消え、楽しくなっています。ただ、体内時計が台湾時間のまま、なかなか戻りません・・・。

次回の休暇は石垣島です。これもチケットとホテルは取ってしまったので(笑)行きます。さて、どんな風に過ごしましょうか。

台北のYMCA、今回はシングルです。木製の使い込まれた家具と大きな窓が落ち着きます。ラッキーなことに、外からの視線を気にしなくてよい部屋、そして、一部ですけど台北駅が見える部屋です。ツインにはなかったバスタブもついています。ホテル専用サイトから予約すると、急な変更も当日6時まで無料で対応してくれます。城中市場も近いので、気に入ってます。

それにしても台北の冬は意外に寒いです。

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2019初旅

タイトルが紛らわしいけれど、まだ行っていません。

でも、やっと決まった旅行の日程。

旅は思い立った時から始まっているけれど、ホテルを決めると、よし行こうっていう気持ちが強くなります。今回は仕事じゃないから宿を取らなくてもよかったのですが、最近ちょっと心境の変化で、何か制約があるから旅にもメリハリがつくし、楽しいんじゃないかと思うようになりました。完全なフリーは、意外に難しいと気づきました。

さて、11月にチケットだけとって、放っておかれた台湾旅行。

そもそも南院だけが目的だったのですが、どうせなら、あっちも行きたい、こっちも行きたいと欲が出てしまいました。今回は新しいパスポートの最初のスタンプになりますので、ちょっといろいろ仕掛けたいと思ったりしましたが、世の中そんなにうまくいかないものです。

結局、屏東を見送ることになり、台北で安く宿がとれたこともあり、嘉義2泊になりました。でも、いつも駆け足で回っているから、一日カフェでぼーっとするのもいいかもしれません。それは日本に居てもできないから。

私は時間の使い方があまり上手くなくて、旅先に行くと貧乏性なのか頑張って回ろうとしてしまいます。歩き回っても非日常の刺激のせいか元気になる、嬉しくなる、楽しくなる。帰国後もしばらくはテンションが高い。見たこと聞いたことを伝えたくて、声も高く大きくなる。伝える場を作ろうと、いろいろ企画しちゃったりする。

でも、ちょっとそういうのを修正したいと思っています。何かを発見するのはワクワクしますが、私の心や身体と融合してくれる旅ができたらいいなあと思います。

台湾は少し身近になったのかもしれません。

会いたいなあ

正月三が日、よく働いております。ホワイトチョコとコーヒーを片手に働いております。もうすぐ休暇を取りますから、それまで走り続けるつもりです。

おかげで、今年はまだ猫を見ていません。

私の好きな半ノラ、動物嫌いな人には、猫を抱いて可愛がるのかと勘違いされます。

外で暮らす猫が人間に懐くとロクなことはあるまいと思っていますので、会いに行っても抱きません。こっちが手を伸ばせばあちらが離れます。

寒い季節、ブーツやコートが暖房で温まっていると勝手にブーツの甲の上に足をのせたり、コートにすり寄ってきますけれど、冷たい手で撫でようものなら「何するの!」と言わんばかりの顔ですり抜けて行きます。つかず離れず、私たち、ちょうどよい距離感なのです。

そろそろ会いたいなあ、と思っています。