我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

夜明けの珈琲on畳

5時45分起床。夜明け前の暗闇の中、少しずつ物の影がはっきり見えるようになっていくのが好きです。明かりは点けず、カーテンを開けて外が明るくなるのを待ちます。

キッチンで、手元がわかる程度の明かりをひとつ。鉄瓶でお湯を沸かし、珈琲豆を挽く。薄暗い部屋に響く一つ一つの物音を聞くのは素敵な気分です。

今日はリビングと一体化した和室の、畳の上にランチョンマットを敷いて、ヨガをするように胡坐座になり、南側のベランダを眺めながらトーストと淹れ立てコーヒーを頂きました。6時を随分回ってから太陽が昇りました。新しいマンションが建ったので、山入端から顔を出す朝陽は見えなくなりましが、東側の空と西側の空の色が違っていて、それぞれの色が少しずつ変わっていきます。そこからは、数十秒であっという間に明るくなってしまう。

一日の始まりです。