我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

琴線

今日も、やりたい仕事ではなく、やらねばならない仕事で一日が終わりました。昨日よりも、自分が判断しなければならない事は増えました。もう「これについては専門家じゃないので皆さんのご意見に…」などと言っていられなくなりました。間違っていたら、誰かに叱って貰おう、指摘して貰おう。今はできることをやります。

不安なのは私だけじゃなくて、上からの指示で一番忙しくしている女性が、遠慮がちに思いを吐露してくれました。

帰宅して、もう一度メールを確認していたら、仕事のメールを読み終えるのを待っていたかのようなタイミングで、台湾から一通飛び込んできました。台北郊外の人権博物館で活動されている、80歳を越えた方からの、長くて、志への情熱にあふれた手紙でした。2月にお会いした時、次にいつお会いできるだろうかとの思いもあって、お礼の手紙を差し上げました。その時、私は母国語でさえうまく思いを表現できませんでした。なのに、この方は、まるで目の前にいて私に語ってくださっているかのように力強い手紙をくださいました。その手紙を読んで気持ちが高ぶっていたのでしょうか。

食後、SNSで『路~台湾エクスプレス~』の予告編を見ていたら、泣いてしまった。

声を上げて泣きました。何が琴線に触れたのか、自分でもわかりません。ただ、一度流れ始めた涙は簡単には止まりませんでした。

そういえば、最近、映画を観ていないかもしれない。

こんな一日の終わりもあるようです。