我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

三貂嶺のあのカフェへ

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2週間ほど前のこと、Cafe Hytteに行きました。素敵な景色の中で美味しい珈琲を飲みたかったからです。

台北駅前から1時間余りで到着。2回目なのに、顔を覚えていてくれて嬉しかったです。こんなふうに、「帰って来た」気持ちになる場所が、台湾に幾つかあります。幸せなことです。

週末だったせいかお客さんでほぼ満席。私は運よく二人掛けのテーブルにつくことができました。メニューも増えてカフェらしくなっていました。台北の梅雨はまだあけていなかったのか、この日も雨。雨は、旧い家屋を利用したカフェの概観や、駅から続く細い道を、映画の中の風景のように演出していました。灰色、濡れたコンクリート、そういうものが、南国の雨に降られると、洒落た、あるいは郷愁を帯びた存在になります。

真っ黒な台灣土狗も元気でした。写真を撮るのにポーズをとってくれたのに、黒いシルエットに写ってしまいました。

滞在時間は短かったけれど、私は満足。カフェを出ると、深呼吸して肺の中いっぱいに若葉の匂いのする空気を吸い込みました。

今度は、少し肌寒い季節に行ってみたい場所です。