我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

ぐぅの音

管理職のいっちばん下に陣取って10日。まだ自信がなくて声が小さめなのですが、我ながら、よく人の話を聞いているし、誤魔化した喋り方はしないし、くすっと笑わせるウィットは入れているし、まあまあ最初の船出は順調じゃないかと思います。ただ、当初の期待は大きく裏切られ、女性陣が全然あてにならない。会議にもそれ以外の仕事にも出てこない。つき合ってくれるのは、私が何をしでかすか心配なのか、前任者のおじさんたちばかりです。

今日の「え?」は、前振りなしで海外危機管理の担当にもなっていたことです。海外で台風に遭い、地震に遭い、スリに遭い、大雪に遭い、白タクにぼったくられ、と災難続きは私の方です。

会議を開けば先輩格が喧々諤々。仕方ないから聞いていますけれど。最後全部引き受けるのは私。わりが合わないなあ。

朝8時半から夕方6時半まで、それでも残りは明日、と切り上げるのですが、呆れるくらい雑用が入ってきます。夜9時半頃にミスを謝るメールが入って来たり、なんてざらです。でもねえ、取り返しのつかないミスって、滅多にないです。会議の書類で英語のスペルミスが一カ所あったくらいで、何度も謝らないでください。誰かが指摘して修正できたからよかったじゃないですか。

何だかとっても日本的だと思います。

私は、本読んだり、書き物をしたり、考える時間がもう少しほしいです。

時間よ止まれ!