我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

行ってみなければわからない

ジムに通い初めて1か月余り。

昨夜はシンプルヨガ。スタジオのプログラムではヨガだけ参加と決めている男性も数名いらっしゃいます。

先生曰く「20代の子はヨガを始めてもすぐ辞めます。まだ若くて健康だからヨガは必要ないのです。残るのは40代以降、みんな何か抱えているから長続きする」のだそうです。

私はふだん運動しない人でしたから、腰痛も肩凝りもその他諸々の不調も、運動不足のせいだろう、運動すればすべて解消と思っていました。

ジムに通い始めて、普段動かさない筋肉を使うこともありますが、ジムで過ごす時間を作るのに仕事時間を短縮することもありますし、座りっぱなしの姿勢から解放される時間が伸びたせいか、ほとんどの不調サインは消えました。

ただ、どのくらい汗をかくか、といえば、台湾を一人旅している時の方がよほど歩き、汗もかいています。台湾滞在中にどれほど食べても、帰国してから体重を測ると必ず減っています。それでも体を伸ばすと気持ち良いし、おばちゃんたちの話もそれなりに面白いので、せっせとジムに通っています。

ここに通ってくる常連さんたちが、あれこれ課題を抱えているのは意外でした。長く通っている方は元気溌剌かと思えば、そうでもないようです。そしてヨガの先生お二人も冷え性のようで。おかげでいつも、体が温かくなる動作から始まります。

薄着で元気にピョンピョンしているのは、エアロビのインストラクターです。他にも薄着のおばちゃんがいますが、私はホットフラッシュよ、と言われました。

ジムって運動が好きな人が行く場所ではなくて、私の問題をどうにかして、っていう人が来る場所みたいです。来て動いてすっきりしたら、十分目的は果たせていますよね。そんな風にして通い始めた中高年の女性の中には、家事を済ませた後、自分の時間を楽しむために来る方も少なくないようです。家族が知らないかもしれない可愛いヨガウェア、セクシーなヨガウェアを着ている方も多いです。

お互いのことはよく知らないし一緒に出掛けることもないけれど、毎日、毎週顔を合わせてバトミントンをする間柄って、お互いのことを知り合って成立している町内会とは別の形の、新しいコミュニティかもね、と思ったりしています。