我的杯子に詰め込まれた我的輩子の話です。

観光客は疲れない

友人夫婦とその友だちが観光と仕事で台北に来たので、半日ご一緒させて頂きました。

旦那さんは映像関係のお仕事なので、観光地台北の代表的な場所を次々と綺麗に撮っておられました。自称、映像屋さんは、私より随分年上ですが、炎天下でも帽子なしで飛び回っておられる。その体力に驚きました。

奥さんは、若い頃から頑張りすぎては倒れるタイプの方でしたので、ちょっとハラハラしながらお供をさせて頂きました。

でも、結局一番ばてていたのは私かなあ。36度の日々に慣れていなかったのに、毎日外出していましたので、典型的な熱中症と風邪だろうと思います。昨夜は帰国を早める選択肢も検討したのですが、残り数日を頑張らずに(笑)過ごしてみようと思い直しました。たぶん、この後はしばらく来ることはないからです。

滅多に台湾に来ない観光客は、限られた日数で効率よく回ろうと考えますし、現地の交通事情はよくわからないので、まずタクシーで移動し、慣れたら捷運に乗ってみようかと考えます。よほどでなければバスの選択肢は眼中にありません。夜は遅くなっても朝はゆっくりしますし、三食以外にアフタヌーンティーをしたりします。手配しておけば誰かが送迎・案内してくれます。私も複数人で行く時はそんなスタイルの旅行をすることがありますが、そういう時は思ったより疲れません。

でも、現地事情に少し慣れると、とりわけ一人旅の時の移動はバス中心になります。ちょっと歩けば着く、とわかっているので、歩いてしまったりします。そして、意外に疲れたりします。

私は自分が体力なくてしんどいなあと思っているのですが、もしかしたら、台北に住む人もこの暑さは同じくらいしんどいのかもね。でも、庶民スタイルでなければ見えないものもたくさんあって、そういうのを限られた滞在時間の中で見たいから、やはり歩いてバスに乗って車窓を眺める日々になるのです。